梅寿硯五分の三(150mm×106mm) 硯作品は全て手彫りの為、サイズに多少の誤差がありますので御了承いただきますようお願い致します。 【甲斐雨端硯の源流 - その300年の歴史 -】 元禄3年(1690年)、身延山参詣の途次、雨宮孫右衛門は富士川の支流早川河原にて、黒一色の石を拾い作硯を試みました。以来 300年余り、甲州鰍沢の地にて雨宮弥兵衛家によって和様の感性を生かした硯がつくり続けられてきました。墨を擦る硯面に心を鎮め、自然の悠久のリズムに心開いてゆく ための大切な道具として、「硯」は文房四宝のなかでも特に重要な位置を占めています。 「心」は「かたち」によりそい、弥兵衛家では時代に応じた様々な意匠の硯がつくられています。情報化時代の浸透により私達の生活も日々大きな変化を遂げています。 しかし、本当に心の深奥に響く価値に、私達は接してい るでしょうか。 硯に向かう豊かな時間は現代でこそ、より重要になってきているように思われます。【雨宮弥太郎 プロフィール】 昭和36年 2月生まれ昭和62年 東京芸術大学大学院彫刻専攻修了平成元年 東京芸術大学大学院美術教育専攻修了[ 硯作品 ]平成元年 個展「すずりいしのオブジェたち」 東京大丸ギャラリーてん平成2年 日本伝統工芸展 (東京日本橋三越) 初入選平成3年 伝統工芸新作展、七部会展に出品をはじめる 個展「すずりいしのオブジェたち」 東京大丸ギャラリーてん 個展 (東京銀座 工芸むら田)平成4年 8回こうふ展 (山梨県立美術館)平成6年 雨端硯 硯匠三代展 (東京銀座ミキモトホール) 「珠玉の文房 出会い展」 (萩焼 坂高麗左衛門氏と二人展) 東京銀座工芸むら田 「匠の技・展」 (岩手県前沢町太幸邸) 文化庁日本工芸会正会員認定平成8年 日本伝統工芸七部会展にて、朝日新聞社賞受賞 (日本橋三越) 個展 (東京銀座 工芸むらた) 国際交流基金 海外巡回展 「現代日本の工芸」展 平成9年 日本伝統工芸七部会展にて、朝日新聞社賞受賞 (日本橋三越)平成10年 「伝統と現代」展 (銀座ギャラリー田中)平成16年 第44回日本伝統工芸新作展で東日本支部賞受賞平成17年 日本橋三越本展にて個展。平成18年 第53回日本伝統工芸新作展で新人賞受賞平成19年 第27回伝統文化ポーラ賞奨励賞受賞 平成20年 日本橋三越本展にて個展。 日本橋三越本店にて第48回東日本伝統工芸展。「暁光硯」を出品。 西邑画廊(東京都中央区にて)第3回現代の工芸展。平成21年 日本橋三越本店にて第49回東日本伝統工芸展。「薬研硯」が朝日新聞社賞受賞。 日本橋三越本店にて第22回伝統工芸諸工芸部会展。「輝陽硯」が工芸会賞受賞。平成22年 日本橋三越本店にて第50回東日本伝統工芸展。「静水硯」を出品。 「古陽硯」「日月硯」の2作品が開催期間中、日本橋三越本店1階ホール、 天女像の前で特別展示。 H22年 雑誌「和楽」で「古陽硯」が紹介される。 西湖いやしの里根場、見晴らし屋にて工房展(展示のみ)。 日本橋三越本店にて第57回日本伝統工芸展。「環地硯」を出品。 特別展 東日本伝統工芸展第50回記念 「21世紀の伝統工芸-世界の眼-」展 MOA美術館平成23年 日本橋三越本店にて個展。[ 彫刻作品 ]平成元年-2年 個展 (東京銀座 なじす画廊)平成3年 第7回 国営昭和記念公園野外彫刻展 (東京・立川)平成3年 第5回 山梨県新人作家選抜展にて県立美術館賞を受賞平成6年 個展 東京京橋ギャラリーアリエス平成9年 動・静・IMAGE 1997 (東京銀座ミキモトホール)