出荷目安の詳細はこちら内容詳細日清戦争で最多の「戦死者」を出したのは、日本でも清国でもなく朝鮮だった?。 日本でひた隠しにされてきた日本軍最初のジェノサイド作戦の歴史事実を、日韓の共同研究にもとづき、新史料を交え、生々しく伝える!目次 : 1 日清戦争をめぐる歴史の記憶/ 2 東学農民戦争はどうして起こったのか/ 3 日本軍最初のジェノサイド作戦(朝鮮全土でわき起こった東学農民軍の再蜂起/ 川上操六の「悉く殺戮」命令?殲滅作戦の序曲/ 包囲殲滅作戦と大本営?殲滅大隊への派遣命令/ 連山の戦闘現場?日韓の共同調査から/ 乱発された殲滅命令/ 一日本軍兵士の「従軍日誌」から)/ 4 東学農民戦争の歴史をあるく/ 5 東学農民革命と現代韓国 新版 東学農民戦争と日本 / 中塚明 【本】 1,980 ~
|
出荷目安の詳細はこちら内容詳細中央大学人文科学研究所の「考古学と歴史学」研究チームが、2015年度から2023年度まで続けてきた研究成果である。 本研究は、歴史学、考古学による物質文化研究と資料研究、さらには民俗学や自然科学分析に目配せをした複数回の公開研究会を開催してきた。 本書は2部構成で、第I部「考古資料と歴史史料」は、「考古資料」と「歴史史料」の差異と共通した部分と差異をあきらかにするべく、両分野の研究者がそれぞれの立場から互いの領域へ重なる研究を試みた。 第II部「物質文化による地域間交流の復元」は、2022年におこなった公開講演会をもとに、海外の研究者による日本列島と韓半島南部の考古学的状況に関連する論考を掲載した。
考古資料と歴史史料 中央大学人文科学研究所研究叢書 / 小林謙一 【全集・双書】 3,960 ~
|
出荷目安の詳細はこちら内容詳細東京大学が「帝国大学」だった頃、すべては始まった??「東大」出生の秘密を暴き、その虚像と実像を抉り出す! *明治19年の帝国大学の誕生は、のちの東京大学をも貫く基本性格を確立した歴史的特異点であった。 エリート官僚養成、アカデミズムの独占的権威、立身出世・受験競争の頂点??伊藤博文、森有礼、井上毅ら設計者たちの政策的意図を辿りつつ、今日まで続く東大の本質とイメージの淵源を明らかに![目次]第一章 帝国大学の出自??リヴァイアサンの生い立ち第二章 帝国大学のモデル??ドイツの大学から学ばなかったこと第三章 官庁エリートの供給源??工科系から法科系へ第四章 出身と出世??上昇気流にのって第五章 明治アカデミズムの体質??講座制と研究第六章 もしも帝大がなかったら??批判的展望あとがき解説 科学史/大学史を超えた「学問の歴史」 石井洋二郎 帝国大学の誕生 講談社学術文庫 / 中山茂 (科学史) 【文庫】 1,012 ~
|
出荷目安の詳細はこちら内容詳細城好きで知られる気象予報士の久保井朝美氏。 気象予報士になってから、お城をめぐるたびに様々な疑問や仮説が浮かんできたといいます。 ●「寒冷地の屋根には、赤や緑など特徴的な色が多い」●「美しい壁は、台風への備えかもしれない」●「関ヶ原の戦いの勝因のひとつに『天気』があるのでは」日本の風土と城の工夫、天気を味方にした合戦や武将など、日本全国37の城を題材に「天気×城」の新視点を紹介。 これを読めば、城あるきがもっと楽しくなる! 気象と築城技術●〔雪〕会津若松城/丸岡城/金沢城●〔雨〕高知城/飫肥城●〔風〕唐津城/鹿児島城・人吉城美しきかな! 城で楽しむ絶景●〔雲海 秋の霧〕竹田城/備中松山城/越前大野城●〔雲海 春の霧〕今治城●〔月見〕松本城●〔絶壁〕知覧城/都於郡城/小田原城/九戸城●〔青石〕和歌山城/徳島城天気を読んだ名将●徳川家康/毛利元就/豊臣秀吉/伊達政宗/織田信長対談 千田嘉博×久保井朝美 「天気」が分かれば、城あるきはもっと面白い! 天気が変えた戦国・近世の城 城好き気象予報士とめぐる名城37 / 久保井朝美 【本】 1,760 ~
|
出荷目安の詳細はこちら内容詳細日ソ戦争とは、1945年8月8日から9月上旬まで満洲・朝鮮半島・南樺太・千島列島で行われた第2次世界大戦最後の全面戦争である。 短期間ながら両軍の参加兵力は200万人を超え、玉音放送後にソ連軍が侵攻してくるなど、戦後を見据えた戦争でもあった。 これまでソ連による中立条約破棄、非人道的な戦闘など断片的には知られてきたが、本書は新史料を駆使し、米国によるソ連への参戦要請から、満洲など各所での戦闘の実態、終戦までの全貌を描く。
日ソ戦争 帝国日本最後の戦い 中公新書 / 麻田雅文 【新書】 1,078 ~
|
出荷目安の詳細はこちら内容詳細100万都市江戸は、隅田川の河口付近に白魚が棲息、空には鶴が優雅に舞っていた。 なぜ、そんな世界に冠たる「環境大国」が実現したのか人の生き方、死に方。 江戸期は現代人からみると思わずため息が漏れるほどの「見事な生きざま、死にざま」の人物を輩出する。 そんな人物の生き方から江戸の精神風土を探る。 まちがいなく江戸文明には、混迷の二一世紀を生きる私たちへの確かなメッセージがある。
江戸の風に聞け! 武州磯子村から / 伊藤章治 【本】 2,750 ~
|
出荷目安の詳細はこちら内容詳細与野党とも内紛に明け暮れ、「怨みつらみ」が渦巻く戦後政界。 なぜ西尾末広は首相の座を蹴り、何が田中角栄を天才たらしめたのか。 宮沢喜一の首を絞めた「らしくない」発言とは。 「ことば」が語る、現代政治の内幕。 目次 : 戦後政治の中の「ことば」?プロローグ/ 戦後リーダーたちの口跡(吉田茂の「密」なる空間/ 政治家・西尾末広の死ぬ時/ 社会党の歩めなかった道)/ 派閥政治の行き着くところ(石原慎太郎の見た「田中角栄」/ 中曽根康弘の語る「怨みつらみ」)/ 「政治改革」以後(宮沢喜一の大見得/ 細川護煕の深夜劇場/ 橋本龍太郎の自虐)/ 政治の「ことば」空間はどこへいくのか?エピローグ 名言・失言の近現代史 下 1946- 歴史文化ライブラリー / 村瀬信一 【全集・双書】 1,980 ~
|
出荷目安の詳細はこちら内容詳細合議と強制の執権政治。 若き時頼の苦闘と安らぎ。 目次 : 第1章 京に生まれ鎌倉に育つ/ 第2章 兄・経時の執権政治/ 第3章 不穏と不安の鎌倉政界/ 第4章 宝治合戦の勝者と敗者/ 第5章 時頼がつくる鎌倉/ 第6章 公儀の幕府へ/ 第7章 最明寺入道の世界/ 第8章 時頼の死去と伝説の発生 北条時頼 誤りて征夷の権を執る ミネルヴァ日本評伝選 / 山本隆志 【全集・双書】 3,300 ~
|
出荷目安の詳細はこちら内容詳細「村の鎮守」と称される小さな神社はいかに成立し、現在に至る変遷を辿ってきたのか。 本書は、日本列島に点在する小社のうち「印鑰社」「ソウドウ(崇道)社」「女体社」「ウナネ(宇奈根)社」を一社ごとに取り上げ、その名を冠する神社群に着目する。 徹底的な現地調査と限られた文献を手がかりに、その歴史と信仰に考察を試みる。 歴史学・民俗学・歴史地理学の垣根を超える意欲作を文庫化。 目次 : 第1章 印鑰神事と印鑰社の成立(国衙関係の印鑰社の研究状況/ 各国の印鑰社の現状と沿革/ 請印作法から印鑰神事へ/ 印鑰信仰の二次的性格)/ 第2章 早良親王御霊その後?崇道天皇社からソウドウ社へ(備後国大田荘の「宗道社」から/ 現存するソウドウ社の分布状況とその特徴/ 中世荘園における崇道社の存在形態/ 崇道社の鎮座地と古代地方官衙との関係/ 早良親王御霊の形成過程と崇道天皇御倉)/ 第3章 女人上位の系譜?関東地方の女体社の起源と性格(関東地方における女体社の分布状況/ 成立時期をめぐる問題/ 「女体」の語源と女体社の性格/ 後北条氏政権と女体社信仰)/ 第4章 「ウナネ」およびウナネ社について?伊賀・陸奥・上野・武蔵の事例から(古代・中世におけるウナネ社の存在形態/ 武蔵国の事例にみる「ウナネ」地名の特質) “小さき社”の列島史 法蔵館文庫 / 牛山佳幸 【文庫】 1,430 ~
|
出荷目安の詳細はこちら内容詳細天照大神は「日神」か?「皇祖天照大神」はいつ誕生したのか?著者の長年にわたる記紀研究の結実、究極の「日神」論。 目次 : 第1章 『日神信仰論』にとっての日神の「天原」と「高天原」/ 第2章 「高天原」の天照大神ではない始原の「天原」の日神/ 第3章 「日神信仰論」にとっての「黒作懸佩刀」と「持統天皇」/ 第4章 なぜ日神は「天照大神」という高天原の女神なのか/ 第5章 「天照御魂神」と「天照大神」を冠する神社の検証/ 第6章 日神信仰論と「撞賢木厳之御魂天疎向津媛命」/ 第7章 「日神信仰論」の視点から見た古代王権と日神 日神信仰論 / 大和岩雄 【本】 3,850 ~
|
出荷目安の詳細はこちら内容詳細軍神・義の武将として人気を誇り、戦国時代を代表する人物のひとりである「越後の龍」上杉謙信。 謙信は、生涯で数多くの国外出兵を繰り返し、周辺諸国に大きな影響を与えた。 本書では、上杉謙信の政治・家臣・発給文書・合戦などに関する18本の論考と謙信に関する研究動向と展望をまとめた総論を収録。 上杉謙信の実像と謙信統治時代の越後とその周辺の実態を解明する。
上杉謙信 シリーズ・中世関東武士の研究 / 前嶋敏 【本】 7,700 ~
|
出荷目安の詳細はこちら内容詳細明治維新で江戸は「東京」と定められ、新たな首都となった。 新政府はどのように遷都を構想し、実行したのか。 大坂遷都論、東西両都論、天皇の行幸と新時代の演出…。 日本特有の首都成立の事情を分かりやすく描く。 目次 : 第1章 江戸か京か?幕末の首都はどこか(花の田舎・洛中の風景/ 政治の都・京都へ/ 京都と江戸の幕府/ 王政復古の首都)/ 第2章 構想のなかの帝都(幕府側の新首都構想/ 大久保利通の大坂遷都論/ 江戸への遷都論/ 東西両都論)/ 第3章 天皇と新時代の演出(江戸を東京に/ 東京への行幸/ 東の京の天皇/ 京都還幸をめぐって)/ 第4章 帝都東京の誕生(東京への再幸/ 三月二八日、遷都/ 帝都東京の出発/ 京都の再生) 江戸が東京になった日 明治二年の東京遷都 読みなおす日本史 / 佐々木克 【全集・双書】 2,420 ~
|
出荷目安の詳細はこちら内容詳細海賊が跳梁し、流通・貿易にも変化が生じた一四世紀以降、日本海や東シナ海をとりまく地域空間が国境を越えて生成し、海域交流も転変した。 対馬・朝鮮半島南岸・山陰地域・南九州を対象に、倭寇や対馬島海民、海商の活動や実態を多角的に考察。 日本・朝鮮・中国の動向もふまえつつ、海域史研究の成果を、日本中世史の中に位置づける注目の一冊。 目次 : 序章/ 第1章 海賊の跳梁と東アジアの政情/ 第2章 一四世紀前半の南九州における海域交流の変容?相論と海賊を中心に/ 第3章 東シナ海と倭寇/ 第4章 海域交流の担い手、倭人・倭寇/ 第5章 中世対馬の海民の日朝海域における漁業/ 第6章 境界の島・対馬における神事と領主/ 第7章 東アジア海域交流のなかの中世山陰/ 第8章 中世南九州の対外交流/ 第9章 中世日本における外来技術伝来の諸条件?海上交通との関連から/ 第10章 中世の国際交流から生まれた子どもたち/ 終章 中世の海域交流と倭寇 / 関周一 【本】 11,000 ~
|
出荷目安の詳細はこちら内容詳細迷信的な考え方が根強い江戸時代において、観測と実験を重視した天文科学者麻田剛立。 実証に徹するその姿勢は、間重富・高橋至時や伊能忠敬らの弟子筋を生み出した。 剛立の天体研究を天文塾「先事館」の活動から探り、当時の科学技術・知識の伝播過程や故郷九州豊後の教育風土にも言及。 書簡史料も翻刻収録し、日本近代天文学の先駆者の姿に迫る。 目次 : 第1部 麻田剛立天文学の歴史学的評価(近世天文学史における麻田剛立/ 麻田剛立の史料)/ 第2部 天文塾「先事館」の技術・知識とその伝播(麻田剛立と三浦梅園・修齢/ 近世大坂?豊後間における天文科学技術・知識の伝達)/ 第4部 麻田剛立・立達の書簡(麻田剛立書簡(往信)/ 麻田剛立書簡(来信) ほか) 近世天文塾「先事館」と麻田剛立 名古屋学院大学総合研究所研究叢書 / 鹿毛敏夫 【本】 9,900 ~
|
出荷目安の詳細はこちら内容詳細1945年8月15日の敗戦以後も日中戦争は続いていた。 37年の盧溝橋事件、南京事件等は知られている。 だが、41年12月の太平洋戦争開戦以降、中国戦線の実態は全くと言ってよいほど知られていない。 前書の華中戦線に続き、日本軍と国共両軍の三つ巴の戦場となった華北戦線の実態を明らかにし、完全敗北へと至る軌跡と要因、そして残留日本兵の姿までを描く!!空白の戦史を埋める新たな日中戦争史。 目次 : 序章 「後期日中戦争」前の華北戦線/ 第1章 八路軍との容赦なき戦い?河北省/ 第2章 「戦争犯罪」の戦場?山東省/ 第3章 災害との戦い?河南省/ 第4章 「鬼」と「鬼」との化かしあい?山西省/ 第5章 終わらない「後期日中戦争」 後期日中戦争華北戦線 太平洋戦争下の中国戦線 2 角川新書 / 広中一成 【新書】 1,056 ~
|
出荷目安の詳細はこちら内容詳細映画、アニメ、漫画などで多く登場する「陰陽師」。 平安時代に人智を超えた霊的な力を持っていたという安倍晴明が活躍したエピソードが知られている。 しかし、陰陽師は古代から明治時代まで実在し、日本人の習慣や風俗、精神性にまで影響を与えてきたのだ。 本書では、陰陽師の歴史とともに、知られざる彼らの活躍を追う。
陰陽師の日本史 / 加門七海 【本】 1,320 ~
|
出荷目安の詳細はこちら内容詳細戦争を永遠に放棄する?新憲法の理想に当時15歳の半藤少年は感動した。 敗戦の日から憲法改正草案要綱で「主権在民・天皇象徴・戦争放棄」が決定するまでの激動の203日間。 GHQと日本政府の交渉と並行して、同時期の作家の日記、街頭看板、小学生の手紙から声なき声を拾いあげる。 歴史探偵と少年の視点を行き来しながら活写する、人間の顔が見える敗戦後史の傑作!目次 : プロローグ 「三月十日」の章/ 1 昭和二十年八月(1) 「涙滂沱」の章/ 2 昭和二十年八月(2) 「国体護持」の章/ 3 昭和二十年八月(3) 「総懴悔」の章/ 4 昭和二十年九月(1) 「青い眼の大君」の章/ 5 昭和二十年九月(2) 「記念写真」の章/ 6 昭和二十年九月(3) 「憲法改正示唆」の章/ 7 昭和二十年十月(1) 「天皇制打破」の章/ 8 昭和二十年十月(2) 「天皇退位論」の章/ 9 昭和二十年十一月(1) 「近衛失格」の章/ 10 昭和二十年十一月(2) 「陸海軍消滅」の章/ 11 昭和二十年十二月(1) 「真相はかうだ」の章/ 12 昭和二十年十二月(2) 「神道指令」の章/ 13 昭和二十一年一月(1) 「詔書とパージ」の章/ 14 昭和二十一年一月(2) 「浮浪児とパンパン」の章/ 15 昭和二十一年一月(3) 「戦争放棄」の章/ 16 昭和二十一年二月(1) 「三原則」の章/ 17 昭和二十一年二月(2) 「聖断ふたたび」の章/ エピローグ 「大理想」の章 日本国憲法の二〇〇日 角川新書 / 半藤一利 ハンドウカズトシ 【新書】 1,496 ~
|
出荷目安の詳細はこちら内容詳細『古事記』と『日本書紀』を創作だとして退ける歴史学者もいる。 しかし、実際の土地と一致する記述も多く古代を読み解くうえでは欠かせない。 ヤマトタケルは実在したか、天皇陵古墳に本当に眠るのは誰か…客観的な考古学資料と神話を含む文献史料を総合した検証スタイルで、日本古代史を読み直す。 「仁徳天皇陵」を「大山古墳」と地名で呼ぶよう提唱した考古学界の第一人者による総決算!目次 : 第1章 イワセ彦とその妻たち/ 第2章 タケハニヤス彦とミマキイリ彦の戦い/ 第3章 箸墓伝説と纏向遺跡/ 第4章 大和古墳群と大王陵/ 第5章 倭大国魂神と中山大塚古墳/ 第6章 イクメイリ彦の諸問題/ 第7章 アメノヒボコ/ 第8章 ヤマトタケルと白鳥/ 第9章 オオタラシ彦の大旅行/ 第10章 タラシナカツ彦の死をめぐって/ 第11章 神功皇后をめぐって/ 第12章 応神天皇と日向の髪長媛/ 第13章 仁徳天皇と皇后磐之媛/ 第14章 仁徳天皇と都市づくり/ 第15章 仁徳天皇の子供たち/ 第16章 倭王興から倭王武のころ/ 第17章 伊勢と出雲での二つの発掘/ 第18章 越と継体・欽明王朝 記紀の考古学 角川新書 / 森浩一 【新書】 1,430 ~
|
出荷目安の詳細はこちら内容詳細琉球?歴史の空白を埋める新たなグローバル・ヒストリー。 一八五四年にペリーが琉球と締結したcompactの締結までの交渉過程を明らかにし、米国からみた琉球=「Lew Chew」の姿を実証的に解明。 日本・清朝・米国の三ヶ国が抱える条約交渉が琉球処分と連動し、琉球の運命を翻弄する。 目次 : 序章/ 第1章 米琉コンパクトをめぐるペリー提督の琉球認識/ 第2章 米琉コンパクトと琉球併合/ 第3章 琉球問題をめぐる事前交渉と分島・改約案/ 第4章 分島改約交渉と日清両政府の対応/ 第5章 琉球処分をめぐる李鴻章の外交基軸?琉球存続と分島改約案/ 第6章 琉球問題とイリ交渉の連動性?井上馨の外交政策を中心に/ 終章/ 資料編 琉球をめぐる十九世紀国際関係史 ペリー来航・米琉コンパクト、琉球処分・分島改約交渉 / 山城智史 【本】 3,300 ~
|
出荷目安の詳細はこちら内容詳細明治19年(1886)2月、おなじ年のおなじ月に生まれた二人の青年、三島弥彦と石川啄木。 満22歳の明治41年の日記1年分から興味深い内容や特筆事項を月ごとに摘出し、これに解説を加えて時代の一端を描く。 三島弥彦とは‥‥華族の子弟として東京に生まれ、学習院から東京帝国大学に進学。 のちに日本が初めて参加した近代オリンピックである1912年のストックホルム大会に出場。 日の丸アスリート第一号として知られる。 石川啄木とは‥‥岩手県で僧侶の子として生まれ、貧苦の境涯で知られるが、今日ではその名を知らぬ人はいない国民的歌人。 上流階級の出身で東京帝国大学学生という恵まれた環境にあった「三島弥彦」、高等教育機関への進学の道を閉ざされ、生活に追われる「石川啄木」。 直接の交流はない対極的な二人の言動を歴史学的アプローチで分析し、政治・経済・社会・文化などさまざまな角度から日露戦争後の時代の雰囲気や空気感を伝える。 明治41年は、啄木が文学による立身をめざして4月に上京、本郷に下宿し千駄ヶ谷の与謝野邸(新詩社)に通っている。 一方弥彦は千駄ヶ谷の自宅と大学のある本郷の間を日々往復している。 二人はあるいはどこかですれ違っていたかもしれない。 一般的な研究書、解説付きの史料集、いわゆる歴史読み物、いずれとも異なる叙述スタイルの本。 ■明治41年日記の内容は‥‥1月/帝大学生の弥彦は年始をスケート合宿の諏訪湖で、啄木は生活に追われながら小樽で迎えた。 2月/学業とスポーツに明け暮れる弥彦に対し、啄木は寒さ厳しい釧路で新聞記者生活を始めた。 3月/弥彦の日記は大学、牛鍋、浪花節、スポーツの話題が多い。 啄木は複数の女性と恋愛し、まさに「モテキ突入」だった。 4月/弥彦は、三島家がモデルの芝居「不如帰」を見たり、学習院の小運動会に出場。 啄木は、文筆で生計を立てるべく上京、千駄ヶ谷の与謝野寛・晶子夫妻を訪ねている。 6月/啄木は、期待した小説の売り込みが不調で悶々とした日々を送る。 失意の中、女性関係で気を紛らわす。 7月/弥彦は、学習院の游泳演習合宿に助手として参加。 将来の見通しがまったく立たない啄木は、金田一京助のあつい友情に救われる。 8月/弥彦は、夏休みに三島家が開拓に関わった那須野が原を訪れる。 啄木は、東京にとどまり暑さに喘いでいる。 女義太夫に夢中になり以後寄席に通いつづける。 9月/弥彦は、政治学科より経済学科へ転科。 活動写真や観劇によく出かけ、来日したワシントン大学野球部と早大の試合で審判を務める。 啄木は、依然として暗いトンネルのなかにある。 金田一の援助で下宿を転居。 10月/弥彦の日記は野球の審判をはじめ運動一色である。 啄木は、東京毎日新聞の小説の連載が舞い込む。 ‥ 弥彦と啄木 日露戦後の日本と二人の青年 / 内藤一成 【本】 2,970 ~
|
出荷目安の詳細はこちら内容詳細伝統的な名勝地から現代の待ち合わせスポット、失われた名所まで?。 にぎわいの背後にはさまざまな歴史・文化がある。 地域が記憶する秘められたストーリーを読み解く。 目次 : 1 あの名所のB面(神社仏閣の今昔/ 街道・川・海辺の風景/ お城今昔/ 公演・博物館・テーマパーク/ 愛知への玄関口)/ 2 忘れられた名所(明治・大正・昭和の聖蹟(半田市・武豊町・豊橋市・豊明市・稲沢市・名古屋市)/ 時代劇界の大御所が小牧に展開した娯楽の殿堂(小牧市) ほか)/ 3 初三郎式鳥瞰図が描いた名所(観光案内鳥瞰図から見える犬山の名所づくり(犬山市)/ 「大正の広重」大名古屋の全貌を描く(名古屋市) ほか)/ 4 都市のなかの「名所」(若者文化を発信した栄・クリスタル広場(名古屋市)/ 名古屋栄の待ち合わせ場所だった「エンタル」のペット君(名古屋市) ほか) 愛知の名所いまむかし 明治・大正・昭和 爽BOOKS / 岩?彰利 【本】 1,980 ~
|
出荷目安の詳細はこちら内容詳細古来から続く人間の営み、祈り。 かつてそれは支配、権力と結びついていた。 謎に包まれた古代日本の姿を解くカギがそこにある。 神道は日本固有のもの? 神社に祀られているのは誰? 歴史学・考古学に学びながら、日本各地の神社をめぐり、古代日本の姿を探す旅に出よう。 近現代の日本の姿をも照らす新たな光が見えてくる。
神々のルーツ 「祈りの場」から見た古代日本 / 片岡伸行 【本】 2,640 ~
|
出荷目安の詳細はこちら内容詳細仙台藩は賊軍にあらず歴史の陰に埋もれた仙台藩士の苦悩と生き様1868年、新たな時代への転換点となる戊辰戦争が勃発した。 新政府軍と対立した奥羽越列藩同盟の中心的役割を担うも、敗北し、歴史上「賊軍」の汚名を着せられた仙台藩。 しかし、仙台藩は本当に「反朝廷」の精神を持ちながら敗れていったのか。 その真相を、藩内財政や知行形態、東北各地での戦況などから紐解いた歴史研究書。 第一章 仙台藩の内情第二章 藩主慶邦の苦悩第三章 奥羽越列藩同盟と白河の攻防戦第四章 東北各地の戦い第五章 仙台藩の終末第六章 戦後処理 戊辰戦争 仙台藩の敗因 / 吉野敏 【本】 1,760 ~
|
出荷目安の詳細はこちら内容詳細軍部と議会のはざまで矢面にたたざるを得なかった不遇な政治家の軌跡??政党政治から翼賛会、戦後保守政治へ原敬の政党政治に影響を受けた、保守系の政党政治家・前田米蔵(1882-1954)はなぜ戦時協力をしたのか? 彼は独裁軍部の単なる茶坊主であったのだろうか?戦後は不遇な政治家とされるも、戦後自民党の保守合同のさきがけともなった前田の初の本格的研究。 日本政治史のなかで、前田はいかなる歴史的意味をもったのかを問う。 ◎目次第一部 戦前の政党政治と前田??普選?政党内閣論者として(一九一七〜一九三二)第一章 代議士当選まで 第二章 大正期 第三章 田中義一内閣期 第四章 犬養毅政友会総裁期 第二部 政党「再編」と前田??「保守合同」論への転換(一九三二〜一九四一)第五章 五・一五事件後第六章 広田弘毅内閣期第七章 日中戦争期第八章 大政翼賛会発足後第三部 太平洋戦争〜戦後期の前田??「疑似占領」から保守合同へ(一九四一〜一九五四)第九章 翼賛選挙と翼賛政治会の結成 第一〇章 太平洋戦争期から公職追放まで第一一章 戦後政治の中で終章 第一節 政党政治家前田米蔵の軌跡 第二節 立憲政友会の歴史的評価 第三節 政党内閣確立と断絶第四節 政党政治家前田米蔵の歴史的意味 第五節 「疑似占領」下の議会指導者 第六節 前田の軌跡を今に活かす 政党政治家と近代日本 前田米蔵の軌跡 / 古川隆久 【本】 4,950 ~
|
出荷目安の詳細はこちら内容詳細海を生業の場とし、漁撈はもちろんのこと海浜部では盛んに製塩を行い、航海術にもたけていた「海人(かいじん)」とはなにか。 西日本を中心に広く分布している海人の実態を紀伊半島沿岸部に焦点をあて分析し、さらに海人と深く関わったと考えられる古代氏族「紀氏」、大和の豪族「葛城氏」との親密な関係について取り上げる。 また、瀬戸内における影響力、さらに黒潮文化圏ともいえる太平洋沿岸の他地域との交流についてさまざまな視点から論じる。
原始・古代における海人の研究 紀伊の海人と古代氏族紀氏を中心として / 冨加見恭彦 【本】 7,700 ~
|
出荷目安の詳細はこちら内容詳細美智子さまのお言葉を366も収録、手もとにおいて春夏秋冬の季節とともに日々楽しめる書籍です。 今なお国民の憧れである上皇后・美智子さま。 子の入学式の日、災害のあった日などにおっしゃられた四季折々、366日分のお言葉を、当時の美智子さまやご家族の写真、エピソードとともに綴りました。 誕生日を迎えられたときのお言葉、避暑地でご家族の時間を過ごされているときのお言葉、終戦の日に発したお言葉、新たな年を迎えようとするときのお言葉など、1年の時が移ろいゆくなかでお話になった言葉を収録しています。 それぞれのお言葉の背景などに関するエピソードもふんだんに読むことができ、毎日本書を開くことで日々の元気をもらえます。
四季とともに歩む美智子さま366の言葉 / 小田部雄次 【本】 1,650 ~
|
PCレイアウトで
SPレイアウトで
|